3つの秘策・・・
「心」で触れる
歌うように触れよう・・・
私自身の、その探求の始まりは、 10代の時に始まった母親の看病がきっかけでした。 10年続き、20代の半ばになった私は とうとう耐えきれず、家出をするのです。
その結果、 地球の裏側のエサレン研究所にたどり着き、 そこで出会った触れ方にこの触れ方だ!と直感したのでした。 米国に住むこと5年ののち、
日本に戻って間も無く、私は様々に 葛藤を繰り返した母を失いました。 私が日本に戻った一番の大きな理由は この触れ方で母に触れてあげたい 今ならそれができる、 と心の底から思うことができたからでした。 そして、それはギリギリ間に合った、のです。
触れられたいという欲求は 人間として根元的なものだと思います。 それを満たすような触れ方をしていく というのが、ゆったりセラピーのミッションです。
さて、受講生のみんなの施術を受ける機会が あって嬉しい限りの鎌田でありますが、 みんな真面目だなー、真面目すぎるな と思うのでした。 そして、こんなふうに フィードバックしたのです。
ーー もっと、なんていうか歌うように 触れてほしいな・・・ ーー なんていうのかな、音符通りに 正確に歌われた歌は、退屈なものです。 面白くない。 聞いている人を飽きさせてしまう。 上手だね、でおしまいです。
心に触れない、のです。 セッションもそれと同じです。 習った通り、正確に、間違わないように あるいは、ここをなんとかしてやろう とだけ思ってやっていると どうしてもつながりや リズムや 流れるような 歌うような エネルギーを失っていくものです。 たとえ、ロングストロークを行なっているとしても。 あなたの心が、カラダが、 触れることで”歌”を奏で始める その瞬間、きっかけはどこにあるのだろう。